tron-Factory業務日誌

相変わらず日誌じゃない。

FL Studio覚書:Make UniqueしたらTime Signatureが残る事象に対処する

FL StudioでPatternをSliceしたあとMake uniqueした際、Time Signatureが元のパターンに設定されていると、そのTime Signatureがそのまま保存された状態でノートだけ前に詰められてしまう。

と、言葉で説明してもわかりにくいので実例を示すと、

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こういうパターンがあるときに、3小節目だけMake uniqueで抜き出すと、

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こういうことになる。

これの対処法。

まず、パターンをプレイリストに配置し、メニューの「Use current time signature from」内にある「Pattern to playlist」を使用する。

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これで、プレイリストにパターンのTime Signatureが転写される。

この状態でSliceとMake uniqueを行い、抜き出されたパターンに対して今度は「Use current time signature from」内にある「Playlist to pattern」を使用する。

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これでプレイリストのパターンが配置されている部分に設定されたTime Signatureがパターン側に転写され、(ノートが存在している部分については)正しいTime Signatureが設定される。

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しかし、後ろにはノートがなくTime Signatureだけ設定されている部分がまだ残っている。

そこで、実際にノートがある部分だけを選択し、ピアノロールメニューの「Edit」内にある「Trim selection」を使用する。

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これで後ろの、ノートはないのにTime Signatureだけ残っている部分を(ほとんど)消せる*1

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今回の例ではさほど必要性はないが、もっと長いパターンから切り出す場合にはこれをしないとパターンが無意味に長くなってやりづらくなる。

以上。楽曲制作よりもむしろ既存のMidiを読み込んで分析するようなときに使えるやり方だと思う。

*1:なお、後ろに一つだけ残るTime Signatureがどのように決定されているかはわからない。ここでは5/4になっているが、このProjectのTime Signatureは4/4である